窯業系(ようぎょうけい)サイディングボード
(塗り替え目安7~8年)
サイディングボードは、施工の手間がかからず、工期が短い、コストが安いなどの理由から、現在ではハウスメーカーの標準仕様になり、耐火性に優れたパネル壁材として主流になっています。
【特徴】
・表面上のデザインが豊富で、タイル目、レンガ調などがあります。
・優れた断熱性を持ちますが、寒冷地では凍害が問題となるケースがあります。
・現在の外壁材の主流となっています。
【起こりやすいトラブル】
・目地のコーキング割れ
・ボードの反り
・チョーキング
・蓄熱しやすい
・塗膜が無くなると水を吸い込んでしまう。
・施工時より5~7年で 表面の防水が劣化。
【トラブルへの対応策】
・サイディングボードの原料はほとんどがセメントで、塗膜が劣化してしまうと吸水性が増してしまい、サイディングボードの変形や割れ、冬季には凍結 による爆裂といった破損の原因にもなります。
そのため防水メンテナンスを施すことにより吸水率を一定以下に保ち、雨水等の浸み込みを予防する必要があります。
モルタル壁
(塗り替え目安8~10年)
モルタル壁とは、セメントと砂を1:3の割合で混ぜたモルタルで仕上げた外壁の種類のことをいいます。
現在では、サイディング壁が主流にはなっていますが、まだまだモルタル壁のお家も多くあります。
防火性に優れており、強度が強い外壁材ですが、 防水性能が低くなると、急激に劣化が進みます。 15~20年前は主流の外壁材でした。
サイディングのように継ぎ目ができず、自由な形状に対応出来る事から、現在は、漆喰や珪藻土などの天然素材を使った外壁も人気が出てきています。
【特徴】
・防火性に優れており、強度が強い外壁材です。
・自由な形状ができます。
・モルタル自体の防水性能は低く、塗装が防水の役割をしています。
【起こりやすいトラブル】
・チョーキング現象
・モルタルの剥離
・紫外線による褪色
・カビによる汚染
・気温の寒暖差や大きな車などの振動などで簡単にひびが入る
・塗装が劣化してくると、徐々に水分を吸収していき、様々な建物の劣化を招く
【トラブルへの対応策】
・ヘアークラック(髪の毛程の幅の狭いひび)は雨水が入り込むことはありませんが、そこからヒビが大きくなっていく可能性が高い事から、
ヒビの様子をチェックしながら、大きくなっていくようだったら、塗り替えを検討。
・モルタル壁についてはしっかりとひびを処置して塗り替え。
・チョーキング現象がおきていれば塗膜の劣化がおきているので、塗り替えを検討。
金属系サイディングボード
(塗り替え目安10~15年)
表面はスチール板などで施し、裏には断熱材を入れたサイディングです。ステンレスのような丈夫さとアルミのような腐食しにくい性質を併せもった丈夫で低価格なサイディング外壁です。
【特徴】
・軽くて耐久性も高いので、既存の壁の上に貼り付けられる。
・高い断熱性
・軽量であるため、建物への負担は少ない
・地震などの揺れにの変形に柔軟に対応
・新築時よりも改装時に用いられることが多い
・スチール素材、アルミニウム素材がある。
【起こりやすいトラブル】
・スチール素材:サビ、褪色 ※近年、酸性雨、窒素酸化物など環境の変化で発錆しやすくなっています。
・アルミ素材:傷がつきやすい
【よく起こるトラブル】
・スチール素材:サビ、褪色 ※近年、酸性雨、窒素酸化物など環境の変化で発錆しやすくなっています。
・アルミ素材:傷がつきやすい。ちょっとした衝撃でもへこんでしまう事がある。
【トラブルへの対応策】
1度サビが発生すると、完全にサビを取り切り綺麗にしなければ再度サビが発生してきます。サビが発生してきたら、早めに塗り替えをお進めします。
表面が白く粉を吹いてきたりくると、劣化の兆しです。このような兆候を見逃さず、早めに塗装する事が金属系サイディングボードの外壁材を長持ちさせる秘訣です。
トタン壁(塗り替え目安10~15年)
【特徴】
【よく起こるトラブル】
ALCボード(塗り替え目安10~15年)
【特徴】
【よく起こるトラブル】
コンクリート壁(塗り替え目安15~20年)
【特徴】
【よく起こるトラブル】